AWS を GUI でなく CUI (コマンドライン)から操作する必要が出てきた。
CUI から AWS を操作するためには専用のプログラムと 開発ライブラリが必要らしい。


・コマンドラインツールの在処を探す

CUIから操作するためのコマンドラインツールは「API Tools」「Command Line Tool」と呼ばれているらしいです。
  • Amazon EC2 API Tools
  • Amazon CloudWatch Command Line Tool
  • Auto Scaling Command Line Tool
  • Elastic Load Balancing API Tools
http://aws.amazon.com/developertools/ にある検索窓を使って、必要なパッケージを探してからダウンロードします。

URLが変わっていなければ、それぞれ 以下のものになるはずです。

Amazon EC2 API Tools
  ⇒ http://aws.amazon.com/developertools/351

Elastic Load Balancing API Tools
  ⇒ http://aws.amazon.com/developertools/2536

Amazon CloudWatch Command Line Tool
  ⇒ http://aws.amazon.com/developertools/2534

Auto Scaling Command Line Tool
  ⇒ http://aws.amazon.com/developertools/2535

ついでに自前のツールを作るつもりであれば http://aws.amazon.com/code/ から適当なライブラリをダウンロード、インストールする必要があります。


・Amazon Linux なら、CUI は標準でインストールされているハズ!

ローカルPCにCUI用プログラムをインストールしなくても、Amazon Linux なら標準でインストールされているはず!!! せっかくクラウドなのだから、使わない手は無い……。

AWS Management Console を使って、Amazon Linux AMI 2012.09 を OS とした 32bit Micro Instance を作成します。起動したEC2インスタンスに ssh でログインします。
ssh -i default.pem -l ec2-user YOURHOSTNAME.compute.amazonaws.com
    ※default.pem は、ダウンロード済みのssh秘密鍵です
Amazon Linux は、Ubuntu と違ってec2-user というアカウントでログインするようです。
サラっと確認した限りでは ec2-user というのは wheel に属する一般ユーザのようですね…(wheel グループを一般ユーザーと呼んでよいのかどうかは分からないけど、少なくとも root ではないということで)。

…で、肝心の AWS コマンドですが、標準でインストールされていました!
$ ec2-version
1.6.3.0 2012-08-15

$ elb-version
Amazon ElasticLoadBalancing CLI version 1.0.17.0 (API 2012-06-01)

$ as-version
Amazon AutoScaling CLI version 1.0.61.1 (API 2011-01-01)

$ mon-version
Amazon CloudWatch CLI version 1.0.13.4 (API 2010-08-01)
which コマンドで調べると、上記コマンド群は /opt/aws/bin/ に配備されているようなので、ざっと眺めれば 存在するコマンドの概要がつかめるかもしれません。
⇒ どこか AWSコマンド一覧とその解説ページは無いのかなぁ...。



とりあえず、CUI からAWSを操作する環境が手に入りました!
⇒ 継続して使用しないのなら、作成したEC2インスタンスは削除しておいた方が良いでしょう。放置してると課金されるので(x_x;


次回は、CUI コマンドを使って、EC2インスタンスの作成やら、ロードバランサーの作成やらを試してみる予定。